北大路通で散髪した後に、「どうしようかなこのまま自転車で御所まで行こうかな」と思ったけど、自転車を停めたままにして徒歩でぶらぶら。

西へ行って北大路大橋から鴨川に出てみる。

すると、すでに桜はほぼ散っているものの、あちこちでシートを広げて昼間から宴を楽しむ人々がたくさん。

 

幸せな景色が広がっていた。

 

晴天で、空気はさっぱりとしててランナーや、自転車で行き交う人たちや家族連れがそれぞれのペースで行き交う。

鴨川の流れと新緑の季節の始まりを楽しむ人々を見てなんだか嬉しくなる。

 

 

そこから、引き返して東へ。

 

少し大通りから裏道へ行ってみようと、キョロキョロしていると「鴨川湯」という銭湯を発見。

3時からオープンしていると言うことで、すでに近所のおじいさんらしき人が出て来た。

京都は徒歩で散歩すると様々な発見がある。まるで探し終えることのない宝箱。

テンションが激しく上がる。

 

 

うおおお!!ツイッターもあるじゃないか!!!

4月は杜仲風呂らしい。かっこいい。かっっこいいいいい。

 

それからさらに東へ行って、裏通りへ入って見るとパン屋さんを発見。

京都市は一人当たりのパンの消費量が日本一。知る人ぞ知るパンの街。

そこで、「コルヌ ドゥ ガゼル」というパン屋さんを発見。

昭和風デジャビュ調の佇まい。ぼーっとしてると見逃しそうなこじんまりとしたお店。


フランスパン生地のパンをメインに扱われていました。

店主の方とおぼしき人がレジを打ってて、その趣も年季が入った様子。

そこで、バケットとフランスパン生地のパン2個をお土産に買って、自分用にソーセージパンを購入。

合計で800円。リーズナブル。

そこから、近くの公園へ。

なぜか、まだ桜が散っていなくって近所の小学生が遊ぶ声を聞きながらのんびりソーセージパンを食べる。おいしい。

生地がふんわりしっとり。

 

その公園の中にお地蔵さんがいて、これまた京都な風情。

「延命地蔵」と書かれてて、近所の方がきちんと大切にされてる様子が伝わって来た。

 

 

京都の裏通りって、一見寂しそうな雰囲気が漂いつつも、どこか懐かしい。

寂しさを微妙な角度ですり抜けて、どこかで静かに歴史の積み重なった音がする。

それはこの街が学生の街であり、いろんな国の人がやってくる新陳代謝のいい街だからだろう。

裏通りの静けさのどこかに活力と懐かしさが入り混じってる。

 

 

そこから大通りに出ると、来る途中に気になってた喫茶店へ入ってみた。

「バールカフェジーニョ」

入り口にはブラジル国旗。

入って見ると右側に椅子があってカップルらしき若者が。

それからカウンターに常連さんらしきおじさん。

店主の方が入った途端に初めての客だと知って「ごはんものはありませんよ」と声をかけてくる。

「いいですよ」と答えてカウンターへ。

 

初めて一人で入る人にもありがたいのは、お店の人に向き合わずに座れるカウンター席があってマイペースに過ごせるのはありがたい。

目の前にはブラジル音楽の京都でのライブ情報や、店主の方がブラジル人の人と映ってる写真があったりとどうやら「ブラジル」にフィーチャーしたお店だとわかる。

 

ぼくはブラジルコーヒー(200円)とタマゴサンド(200円)を頼む。

安い。

なんだこれ。

京都は学生に優しい街。東京だと3倍はする。

 

しばらくすると常連さんらしきおじさんが横に座った。

何も言わないのにアイスコーヒーが出てくる。

 

一言も喋らないのに!

そのまま、スポーツ新聞を広げて読み出した。

いい街や。

 

京都って利益のためじゃなくって、自分の独自のこだわりでやってるお店が結構ある。

それは演劇とか、音楽とか、絵画とか。メジャーじゃなくて、だけど一生を捧げる情熱を持ってる人がやってるお店が確かにある。

そしてそんなお店は優しさの塊。価格設定が完全にビジネスじゃない。

 

ここは「ブラジル」に魂をささげた店主のかたがやってらっしゃるんだろう。

そして、コーヒーもタマゴサンドもおいしい。

タマゴサンドはフランスパンを半分に切って、そこにふんわりとした卵が入った京都の古典的なタマゴサンド。

 

「セルフサービスで戻してね」というメッセージが日本語と英語で書かれてて、「そりゃもうもちろん!」とばかりにお皿を戻して、お会計。

千円札で600円のお釣りが返ってくる。

 

 

京都探検。

数百メートルを歩いただけで何回テンションが爆上がりしただろう。

また歩こう。

すげえぜ京都。

今日は一人だったけど、少しづつ歳をとって、夫婦でのんびり京都探検をしながら老いていきたいなあと思った。

いい時間でした。