昨日はライブハウス拾得でライブだった。

 

 

今日の拾得は演る方としても聴く方としても最高でした。泣いた。

youichi okudaさん(@youichi6966)がシェアした投稿 -2017 8月 28 7:27午前 PDT

もうたまらなく良かった。

演奏するのも、聴くのも。

酒蔵を改造してできた日本最古のライブハウス。

その「飛び入りデー」に飛び行ってきた。

おとといふと頭に浮かんだフレーズを歌いたかったので。

 

 

「夢の中の生活」という曲。

「夢の中で目を覚まし、夢の中でコーヒーを飲む。

夢の中で服着替え、夢の中で仕事に出かけてく。」

そんな感じの歌詞。

メロディーもだいたいできてた。

 

 

完成じゃないけど、ステージに立って考えながら歌おうと思った。

思いついたことを、瞬間的に実行し、未完成のままでぶつかっていくのは大事。

最後の曲としてこの曲をやってみた。

ステージの上で、ほぼ出来上がった。

瞬間的に考えながら歌うと、案外ぽろっと本音が出てきていいと思うよ。

 

ライブハウス拾得は10年前九州にいた時から、ちょくちょくやってきて、飛び入りに出させてもらってた。

奇跡のようなものを見ることが多々あるのだ。

昨日は自分で「今、病んでて、頭おかしいんだけど歌います」って言って歌い出した人がすごかった。

上手いかって言ったら、下手なんだけど、それを超えてあまりある切実さがあった。

 

昔「音楽は魔法じゃない。基礎的なテクニックが必要です」と言われたことがあった。

確かにそうかもしれない。でも違和感があった。

 

ロックンロールは違う。そう思ってた。

 

ロックンロールは魔法です。

 

昨日の彼はそいつを証明してくれていた。

人が、心の底から歌う。

魂を投げ出して歌う。

それは魔法だ。

 

涙が出てきた。

なぜだろう??

わからなかった。

 

彼は「やりたいと思うことをやりたい」と心の底から叫んでた。

病んでるんだろうなということは、立ち振る舞いや、言葉の感じでよくわかった。

でも、きっとそれは病気なんかじゃない。

心の力のありようが、アンバランスなだけだ。

 

彼の歌はまるで心臓を目の前に取り出して、マイクロフォンを通して鼓動が聞こえてくるようだった。

血が溢れ出してた。

 

「本当のロックンロールはまだテレビにも、ラジオにも出たことがない。」

そんな言葉がよくわかった。

 

 

10年前から知ってる音楽の妖精、谷次さんもすさまじかった。

20年このライブハウスに出続けてる。どんどんうまくなり続けてる。

 

53歳。

谷次さんは昨日最後にビートルズのカバーをやった。

客電が点いて、PAさんが気を利かせて、ビートルズの「Sergentpepper Lonely Hearts club band」をかけた。

音も暖かかくって、奇跡のようだった。酒蔵を改造してできたライブハウスに染み渡った。

 

ライブが終わって、お客さんとして来てた女性と話をした。

彼女は千葉から来てて、初めて見たらしい。

びっくりしてた。

 

そりゃあ、びびるわな。

 

京都の民家の真ん中にある、一見ライブハウスに見えない場所で見る奇跡。一回きりの奇跡。

 

ライブが終わって、夜の京都の生暖かい空気をくぐり抜けて帰った。

途中で、行ってみたかった酒屋さんの軒先で飲める立ち飲みで軽くやった。

ごちゃまぜの文化がこの街にはまるで、ぐちゃぐちゃの絵の具のように存在する。

 

綺麗じゃないよ、キレイではない。

美しいってこういうことだろ。

 

そんなこと考えた夜だった。